恋愛心理研究所 愛と恋愛の心理学

スーパーは彼女の胸の谷間に顎をこすりつけ、彼の指先はドレスのボタンを外すように猫の毛を撫でた

結婚式一週間前、婚約者の胸に抱かれた猫と新婦。見捨てられた女が最後に嗅いだのは、ドレスの奥に滲むタブーの香りだった。

R17三角関係タブー結婚式裏切り動物と人間

朱に染まった顎、胸の奥へ

清潭洞の式場、3階控室。鏡の中の白いドレスは鮮やかすぎて目が沁みた。私は黒いシリコンチップを使ってまつ毛を1本ずつ上げながら、ヒジンを思い浮かべた。彼女はボタンを一つ外したウェディングドレスの隙間から、スーパー──わずか二日前に保護した子猫──をぎゅっと抱きしめていた。猫の足の裏が彼女の胸の谷間をくすぐるたび、彼女は白い首筋を反らせて囁いた。

「ジフンさん、猫ちゃんが熱いの」

私はついさっきまで彼の婚約者だった。28番目の春、ソウルの陽光が3階の窓を叩く頃、私たちはスタジオでちっぽけな幸せを撮った。でも今、私はその場所で最も透明な幽霊だ。ヒジンのドレスボタンが一つ外れ、スーパーの湿った鼻先が彼女の肌をくちゅくちゅ突いた。ジフンの手が猫の頭の上に乗った瞬間、その指はすでにドレスの裾を掠めるかどうか震えていた。


白いドレス、そして隠された白い肌

「スーパーは君のことが嫌いみたいだ」ジフンが小さく笑った。笑いの端に宿る震えは、女の胸の上に乗った猫の爪ほど巧妙だった。ヒジンは猫を強く抱きしめながら、ドレスの内側に染み込む熱い吐息を押さえた。

「敏感すぎて、大丈夫?」 「大丈夫。スーパーも、君も」

彼は言った。そのとき同時に、彼の親指は猫の耳の後を掻くようにヒジンの胸の下辺りを撫でていた。

私は彼らが私を見た3秒を思い出した。猫は私に向かって微かに口を開き、ジフンはその口の奥に私の名前を呑み込んだ。

あの夜、スーパーが私の足首を軽く引っ掻いたとき、ジフンはベッドの反対側に一歩下がった。猫の爪一本が私たちの間を断ち切った。いや、私たちの間に残った最後の糸を。


花嫁の胸の中、タブーのシリコンチップ

ヒジンは24歳。私より6歳年下で、化粧のない顔だった。でも彼女がスーパーを抱くとき、ドレスの内側に染み込む彼女の体温は猫より熱かった。ジフンは猫の頭を撫でながら、その指先でヒジンの肌を探るようにしていた。

私は化粧台の前でシリコンチップを落とした。チップ一つが転がり、ヒジンの足元で止まった。

「写真撮るよ。スーパーと一緒に」 「私も…撮ってくれる?」 「カメラマンが必要だ」

彼は言った。その瞬間、猫はヒジンの胸の谷間を突きながら半眼になった。私はドレスのボタンを戻そうとしてやめた。ボタン越しに見えるヒジンの白い肌、その上に乗った猫の爪。そしてそれを見つめるジフンの眼差し。その眼差しは、もう私にとって冷たかった。


猫は知っていた

結婚式の当日の夜、私はジフンの家の前に立った。窓越しにスーパーが私を見つめた。猫は私を知っていた。私を無視してきた猫、私の代わりに立った猫。

猫は言った。あなたは私と違う、だからあなたは去っていける。

そしてジフンは、去っていける猫を選び、去っていける私を捨てた。


誰の胸に抱かれているのか

なぜ私たちは猫のような存在になりたいのだろう。あるいは、なぜ愛は猫より弱いのだろう。

ヒジンの胸の谷間に顎をこすりつけたスーパー、そしてその指先で猫の毛を撫でたジフン。彼らはすでに互いのタブーを知っていた。

私は去っていける女であり、猫は去っていける猫だった。でもジフンは、去っていける猫を抱きしめ、去っていける私を消した。

猫と花嫁の間で、彼が捨てるのは私だった。

あなたは今この瞬間、誰の胸に抱かれているのか。そしてあなたが捨てられる相手は、果たして誰なのか。

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