恋愛心理研究所 愛と恋愛の心理学

笑えるポリジョークだったのに、私は黙って泣いていた。本当は違うものが欲しかったのかも

テイラー・トムリンソンのポリジョークは確かに面白かった。でも目尻が熱くなった。笑えずに泣いた理由を綴る。

ポリアモリー嫉妬欲望笑いの裏側本音

アメリカのコメディクラブの照明の下で

"私はポリなの。彼氏が別の女の子と寝たの。でもその子、私の方が好きだって言うのよ。だから私『なら私とも寝れば?』って言ったんだけど"観客は爆笑した。私も笑うべきだった。でも笑いが喉の奥で飲み込まれた。なぜって?そのジョークが私の話だったから。本当にあった話だったから。

私もそうだった。本当にそうだった。


笑いの向こうに隠された欲望

ポリをしていても私は揺らいだ。最大の恐怖は「誰かの『オプション』になること」だった。誰かの1番ではなく、あり得る選択肢の1つにしかすぎないこと。 テイラーのジョークは確かに面白かった。でもその笑いの裏には生きた恐怖があった。相手が私を選ぶかもしれないという希望。その希望の方がずっとひどかった。 私が「選ばれたい」という欲望が、とても独占的だったことに気づいたとき、私は泣いた。

ポリをしていても所有欲は消えない。


ジュヒとジェヒョク、そして私

ジュヒは私が紹介した子だった。ポリを始めてジェヒョクが結んだ最初の「新しい関係」。彼女はミュージカル俳優で、笑うと目が三日月のように細くなるのが可愛かった。私もそれを知っていた。

"昨日ジュヒと一緒だった?" "うん、漢江を散歩してワインバーに行ったよ。" "ワイン、楽しそうだね。" "そうだよ。君も一緒に来ればよかった。"

私は笑って受け流したけど、手に持ったワイングラスがガタガタ震えた。

あの夜、ジェヒョクが寝た後、私はジュヒのインスタグラムを3年前の写真まで隅から隅まで見た。彼女がアップした漢江の写真に、ジェヒョクの靴がちらりと写っていた。きっとジェヒョクが撮ってあげた写真。

翌日、偶然会ったジュヒは私を笑顔で迎えてくれた。 "昨日はジェヒョクと本当に楽しかったです。お兄さんも一緒にいてくれたらよかったのに。"

私は大丈夫だと答えた。でも胸の奥が熱くなった。彼女は本当に私のことを好きそうに見えた。それが私をより不安にさせた。なぜって?

私が欲しかったのは彼女の好意じゃなく、ジェヒョクの配慮だと気づいたから。


二つ目の話、ヘジとスンヨプ

ヘジは私が最初に提案した関係だった。ポリカップルの集まりで出会った彼女は、私を最初に視線で誘った。スンヨプは快くOKした。私たちは1ヶ月ほど会った。

でもある日、ヘジが不満を漏らした。 "お兄さん、私がスンヨプと会うの本当に平気なの?" "そうだよ。そうすることにしたじゃない。" "でもお兄さんの表情が……何か違うような気がする。"

私は答えを止めた。実は平気じゃなかった。ヘジがスンヨプと一緒にいた夜、私は家で一人ビールを4缶も空けた。そしてスンヨプの車が来るかもしれないと2時間も路上で待っていた。二人が出てきたので、急いで後ろに隠れた。

あの夜、私は一人で泣いた。ポリをすると宣言した私が、結局ポリに耐えられない自分。


タブーへの引力

なぜ私たちはポリをしながらも嫉妬を感じるのか?なぜ相手が誰かと楽しそうにしている姿に胸が締めつけられるのか?

心理学者たちは言う。人間は基本的に不確実性を恐れると。ポリは不確実性の最大化だ。今日私の隣にいる人が明日も私のそばにいるのか、もしかしたらより良い誰かに惹かれるのかもしれないという不安。

でもこの不安こそが私たちを生きていると感じさせる。嫉妬の熱さ、疎外感の冷たさ、そのすべての感情が私たちを現在に縛る。

ポリをしている人々のかなりの数は、実はこの感情の強さに中毒している。テイラー・トムリンソンのジョークが面白い理由もここにある。私たちはその不安を笑いに昇華しようとするけれど、実はその不安が私たちをより深く引きつけることを知っている。


あなたは誰の優先順位だったか

今この瞬間、誰かと『ポリ』について話しているなら聞いてみて。

本当にあなたは相手が別の誰かと分かち合うすべての瞬間を祝福できる?

それともただあなたが1番でいてくれればいいというだけではないだろうか?

そしてあなたの涙はいつ頃笑いに変わるのだろうか、それともこのまま残るのだろうか?

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