恋愛心理研究所 愛と恋愛の心理学

4回目のデート、彼女はベッドに横たわったままだった

何ヶ月もデートしてもベッドの端すら許されない男。冷たい拒絶の奥に潜む「迎えに来る人」と、禁忌前で燃える欲望の心理。

禁欲拒絶願望冷たい情熱恋愛の主導権
4回目のデート、彼女はベッドに横たわったままだった

「もう…上がらないで」 彼女は顎まで冷たい水を含んで吐き出すように言った。布団の上を這おうとする僕の手を、まるで窓に張りついた冬のように断固として跳いた。 三回目のデートだった。いや、もう四ヶ月目だ。映画館のポップコーンの匂い、焼酎グラスが触れ合う音、終電を逃して乗ったタクシーの後部座席でのキスだけが続き、ベッドの端すら僕に許されたことはなかった。


隠された熱は最も冷たく燃える

彼女は顔を横に向けた。髪の間から漂う香りはニッチの『ブラックアフタヌーン』だった。いつも同じ香り。口づけするたび鼻先に届るその匂いは、まるで黒いシルクのドレスをまとった防火壁のようだった。

「これは最後まで行かなくていい」と誰が決めたの? 僕は急ぎすぎなのか、それとも彼女はいつも遅すぎるのか。

僕は彼女の膝を撫でるふりをして指をそっと動かした。感触は雪の上に置いた革手袋のようだった。温かそうに見えても、少し長く触れていると氷のように冷たくなる。

「ミンソ、僕…少し入ってもいい?」 「ここ、ソファじゃなくてベッドのこと」

彼女はしばらくして口を開いた。 「まだ…私を迎えに来る人がいるの」


彼女の冷たい味

ケース1

32歳の男性・ジュンヒョクが出会った「ユジン」という女性。

「僕たちは毎週日曜の昼ごはんを食べていた。レストランの前で待っていると、彼女はいつも一歩後ろから僕を見つめていた。手は繋いだけど、キスしようとすると唇が滑って逃げるように体を反らせたんだ」

そして7回目の日曜日、ユジンは突然ジュンヒョクの手首を掴いていざなった。リビングのソファで、彼女はジュンヒョクのシャツボタンを一つずつ外しながら言った。

「ここまで。下は私じゃないの」 ジュンヒョクはぼんやりと頷いた。その瞬間、ユジンは目を閉じてジュンヒョクの胸に唇を押し当てた。熱い吐息を漏らしながらも、それ以下は絶対に許さなかった。 その日以降、ユジンは連絡を絶った。 「あなたは私の体温に合わせられなかった」たった一行がすべてだった。

ケース2

「シウン」と「ドヒョン」。 ドヒョンは会社のサークルの先輩だった。酒の席で鬼ごっこのように何ヶ月もシウンの手だけを握り続けた。

「僕たちは夜通し眠らず映画を観た。シウンは布団の中でつま先で僕のすねをくすぐったけど、腰を抱えようとすると“疲れた”一言で撃沈させられた」

そして10回目のデート、シウンはドヒョンに小さな箱を渡した。中には真っ白なハンカチとメモが入っていた。

「私はあなたが必要ない場所まで行きたくない。あなたは私の痛いところまで触りたいみたい」 ドヒョンはその日からシウンを呼べなくなった。


どうして私たちは冷たい扉の前に立ちながら熱い炎に飛び込むのか

人間は元来拒絶される味に中毒になる。心理学者ウィルソンは言う。「禁忌の閾で揺れる欲望」は脳のドーパミンを爆発させると。 結局私たちが欲しいのは相手ではなく、「まだ手にしていない自分」の歪んだシルエットなのだ。

彼女が冷たくなればなるほど、僕は熱くなる。僕の指先は彼女に届こうとし、僕自身を慰めようとはしない。 私たちは皆、誰かの扉の前で永遠に開かない鍵を回しながら、自分だけの火花を灯す。


今、君は誰のベッドの端に立っているのか

そう、まさに君だ。冷たい拒絶を胸に背を向けたその夜、本当に欲しかったのは彼女の体だったのか、それとも結局入れなかったあの部屋の中央だったのか?

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